デジタルカメラ大手のキヤノンは3月28日、レンズ交換式デジタルカメラ(デジタル一眼レフカメラとミラーレスカメラ)の世界市場において、19年連続で台数シェア1位を獲得したと発表した(同社調べ)。
シェア台数は、一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)が取りまとめる市場出荷台数をもとに、キヤノンが算出した。
同社のレンズ交換式デジタルカメラ「EOSシリーズ」は、「快速・快適・高画質」をコンセプトとし、中核の機能となるCMOSセンサー、映像エンジン、交換レンズを独自に開発。プロ向けの高性能モデルから、簡単な操作で高画質な撮影ができる初心者向けモデルまで幅広い製品をそろえている。
同社は2003年、デジタル一眼レフカメラの黎明期に、低価格と小型・軽量を実現した「EOS Kiss Digital」を発売。市場拡大のきっかけを作り、世界シェア1位を獲得した。その後も、プロ向けのEOS-1Dシリーズや、一眼レフカメラによる動画撮影を普及させたEOS 5Dシリーズなどの製品を世に出した。
21年は、高性能のフルサイズミラーレスカメラ「EOS R3」や、8種類のRFレンズを発売。VR映像撮影システム「EOS VR SYSTEM」を立ち上げるなど、システムのさらなる拡充を進め、03年から19年連続でレンズ交換式デジタルカメラの世界シェア1位を達成した。
同社は「これからも新たな映像領域を切り開き、写真・映像文化のさらなる発展に貢献していく」とコメントしている。
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