小田急、踏切に“ネーミングライツ”の実証実験 イメージアップと利用価値を創出へ：はだのモーピク踏切

[ITmedia]

　小田急電鉄は3月30日から、踏切に愛称を付け広告媒体として活用する「踏切ネーミングライツ」の実証実験を開始する。期間は9月30日まで。踏切のイメージアップと広告媒体としての可能性を検証する。

東海大学前1号踏切（出所：プレスリリース）

　期間中、神奈川県秦野市内の東海大学前1号踏切の愛称を「はだのモーピク踏切」とする。また、利用者に親しみを感じてもらえる愛称板や、秦野市の公式動画チャンネル「はだのモーピク」へリンクする二次元コード付きの広告を掲出。実証期間中の動画視聴数などの動向を踏まえて、展開の拡充を検討するという。

掲出する愛称版など（イメージ、出所：プレスリリース）

　将来的には地域の商店や個人事業主などが、踏切をPRする場として利用できる制度設計を目指すとしている。あわせて、踏切自体のイメージアップにより、待ち時間の心のゆとりや周囲への見守りなど踏切の安全性向上も目指す。