九州旅客鉄道とPayPayは3月25日、1月から3月にかけて実証実験していた「PayPay」のQRコード決済機能を活用した特急券を、2022年度も引き続き設定すると発表した。実証実験において、安定的な運用と乗客の利便性向上が確認できたため、継続設定に至った。
対象区間は門司港・博多間(鹿児島本線)と小倉・行橋間(日豊本線)で、23年3月末まで設定する。乗り越しなど、区間の変更はできないため、乗り越しの場合には特急券の購入が必要となる。また、発車時刻の1時間前より発車時刻までに決済されたものに限り有効となる。
特急列車の停車駅に、料金が設定されたQRコードを設置し、乗客自身がPayPayアプリから決済を行う。係員は、車内で乗客が提示したPayPayアプリの「取引履歴」から特急券の購入の有無を確認する。払いもどしは、決済から2時間以内であれば「PayPay」で対応し、手数料220円が別途必要となる。
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