近年、たんぱく質危機の問題から昆虫食が注目を集めている。素揚げやスナックなどを販売する昆虫食自販機やコース料理が楽しめる昆虫食レストランもある。昆虫食が主食として食卓に並ぶ日は遠くはなさそうだが、果たして木はどうなのだろうか。
「虫は栄養価があるので主食になりますが、木は栄養素を持たないので難しいと思います。しかし、ハーブやスパイスなどと同じ位置付けなので、必需品ではあります。コショウが歴史に与えた影響は計り知れないですが、日本の木材がそれに近しい存在になれればいいなと思っています」(古谷さん)。
日本はフィリピンに次ぐ森林大国といわれている。「木を食べる」という文化はないものの、日本から木材がスパイスとして輸出される未来、それによる国際競争力の向上という壮大な地図を日本草木研究所は描いている。
これまで人々にとって木は、少なくとも「食べる」対象ではなかった。それが炭酸飲料や塩、ケーキなどに姿を変えて売られている。森林浴の”締めドリンク”として「フォレストソーダ」が提供される日もそう遠くはないかもしれない。
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