消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
マーケティングリサーチ事業を手掛ける楽天インサイト(東京都世田谷区)は、民法改正で4月1日から成年年齢が18歳に引き下げられることを踏まえ、20〜69歳の男女を対象に「成年に関する調査」を実施した。「成年(成人)になったと感じた瞬間」を聞いたところ、1位は「お酒を飲んだとき」(39.0%)だった。
2位は「成人式に出席したとき」(32.6%)、3位は「クレジットカードを持ったとき」(19.5%)、4位は「結婚をしたとき」(13.2%)、5位は「携帯電話を自分で契約したとき」(7.2%)だった。
民法が定めている成年年齢には、「一人で契約をすることができる年齢」という意味と、「父母の親権に服さなくなる年齢」という意味がある。成年になると、「携帯電話の契約をする」「一人暮らしの部屋を借りる」「クレジットカードを作る」「ローンを組むときに親の同意が不要になる」といったように、親の同意を得なくても自分の意思でさまざまな契約ができる。
しかし、成年年齢が18歳になっても、飲酒・喫煙や、競馬などの公営競技に関する年齢制限は20歳とこれまでと変わらない。健康面への影響や非行防止、青少年保護などの観点から現状維持となっている(参考:政府広報オンライン「18歳から“大人”に!成年年齢引下げで変わること、変わらないこと」)。
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