日本空港ビルデングでは、3月下旬に羽田空港第2ターミナル内にYo-Kai Expressを設置した。すると、マシンや提供されたラーメンの様子を撮影して、SNSにアップする様子が見られたという。
同社の藤野威氏(上席常務執行役員)は「空港での新しい遊び方が生み出せました。まだコロナ禍でインバウンド客の利用が見込めていませんが、いずれは外国の方にもこのマシンでラーメンを食べていただきたいです」と話す。
首都高速道路サービスの大西英史社長も、首都高芝浦パーキングエリアへの設置を受けて、次のように期待を述べた。
「1日約90万台が利用する首都高速は物流の心臓ともいえる要点で、トラックドライバーの方も多く利用します。パーキングエリアでおいしくて温かい食事を、24時間365日提供するのにはどうしたらいいかと、課題に感じていました。Yo-Kai Expressの設置は当社にとって、長年の課題解決の一つの策となるのではないでしょうか」
東日本旅客鉄道(JR東日本)の表輝幸氏(常務執行役員)は、駅を早朝から深夜まで営業する場合の人手不足に触れ、「こうしたロボットは今後、非常に有効なサービス」だと期待を述べる。
さらに、省スペースで、非接触非対面での提供ができる点も魅力だと話す。
「駅によってはレストランを作ろうと思ってもそのようなスペースがない場合があります。(限られた)スペースの中でどうやってお客さまに充実した体験を提供できるか、という意味でも可能性を感じます。郊外や地方の駅にも展開できるのではないでしょうか。非接触非対面で、キャッシュレス対応という面でも、コロナ禍・アフターコロナに合った新しいサービスといえます」
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