マンション売却潜在層にリーチ 不動産査定でマネフォがツクルバと組む理由(4/4 ページ)

» 2022年04月11日 15時00分 公開
[斎藤健二ITmedia]
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ツクルバ以外にも拡大

 「マネーフォワード 住まい」は、現時点では一都三県のマンションが対象だ。また、仲介を行う不動産会社は当初、ツクルバのみ。ただし、それぞれ順次拡大予定としている。「地方や戸建てなど、ツクルバが守備範囲にしていない物件は、他社にも入ってもらうことになる」と松山氏。

 また、本サービスはマネーフォワードMEから遷移するものの、アプリにはまだ組み込まれていない。そのため、保有するマンションの価格が分かっても、それはマネーフォワードMEの「資産額」には反映されない。現在のところは、マネーフォワードMEの家計簿データを活用した外部のサービスという位置づけだ。

 しかし今後、これが連携されれば、資産管理サービスとしてのマネーフォワードMEも、一つレベルが上がることになる。今後、ロボアドバイザーサービスのSUSTENとの連携も控えており、家計の資産状況をどこまで正確に把握できるかは、マネーフォワードMEの今後にとっても重要な要素になってくるだろう。

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