23年卒学生が内定を得た業界 「建設・住宅・不動産」「調査・コンサルタント」を抜いた1位は?(1/2 ページ)

» 2022年04月22日 11時47分 公開

 新卒向け就職メディア「キャリタス就活」を運営するディスコ(東京都文京区)は、2023年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に、「4月1日時点での就職活動に関する調査」を実施した。内定を得ている学生にその業界を聞いたところ、最も多かったのは「情報処理・ソフトウェア」で32.8%だった。

23年3月卒業予定の大学4年生を対象に、「4月1日時点での就職活動に関する調査」を行った(画像はイメージ)
内定を得た業界ランキング(出所:リリース、以下同)

 次いで「建設・住宅・不動産」「調査・コンサルタント」がともに17.0%と、1位と15ポイント以上の差が見られた。以下「人材サービス・人材紹介・人材派遣」が10.0%、「電子・電気」が9.7%だった。

 文系理系ともに「情報処理・ソフトウェア」が1位と、文理問わず多くの内定が出ていた。とくに理系では42.7%と、より集中度が高かった。 次いで文系は「調査・コンサルタント」が17.9%、「その他サービス」が14.3%、理系は「建設・住宅・不動産」が24.1%、「電子・電機」が17.0%という結果だった。

就活継続者の希望業界は?

 内定保持者を含め就職活動を継続している学生(全体の82.1%)に、現時点での志望業界を聞いた。ここでも多かったのは「情報処理・ ソフトウエア」で17.5%、次いで「情報・インターネットサービス」が15.9%、「水産・食品」が15.4%だった。IT業界の人気は変わらず、とりわけ男子において志望者が多かった。

 文理別では、文系は「銀行」の順位が高く、文系男子は1位、文系女子で2位、理系はIT以外ではメーカーが上位に多く、男子は2位に「電子・電機」、3位が「自動車・輸送用機器」、理系女子は「水産・食品」「医薬品・化粧品」「素材・化学」に人気が集中した。

就職活動継続者の希望業界
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