変革の財務経理

エアコンの固定資産区分は「器具備品」か、「建物附属設備」か? 壁掛け型とダクト型で違い仕訳ワンポイントレッスン

» 2022年04月25日 07時00分 公開
[研修出版]

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 本記事は、2022年4月号に掲載された「連載 仕訳ワンポイントレッスン『第209回 資産区分が違うと、損益に影響も!』/税理士 西尾佳文」を、ITmedia ビジネスオンライン編集部で一部編集し、転載したものです。

 新規に天吊り型のエアコン(44万円、工事費など込み)を設置し、代金は普通預金より支払いました。なお、このエアコンは、ダクトを通じて相当広範囲にわたって冷房するものには該当しません。

  • (借方)器具備品 44万円
  • (貸方)普通預金 44万円

 今回は、固定資産の区分に関するお話です。

 ご承知の通り、固定資産は、有形固定資産と無形固定資産に分類され、さらに「有形固定資産」は、「建物」「建物附属設備」「構築物」「機械及び装置」「車両運搬具」「工具、器具及び備品」、そして「土地」などに分類されます。

 そこで、例えば、固定資産となるエアコンを購入した場合の資産区分を考えてみます。

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