ノバセル(東京都品川区)が4月19日、運用型テレビCMサービス「ノバセル」のサービスを拡充。他社CMの効果を可視化する「ノバセルトレンド」の提供を始めた。
企業のCM出稿状況と、CM放映後に社名やサービス名がインターネットでどれだけ検索されたかを評価する技術をひも付け、「他社がどんなCMを、どこの枠で放映し、実際に効果があったのか」を可視化。他社で効果が出ている訴求軸や最適な地域、テレビ局、時間帯、番組などを把握し、自社のCM放映プラン策定に活用する。
テレビCMは一般に「競合テレビCMの効果が分からない」「競合テレビCMに関する情報収集に時間がかかる」といった点が課題だ。放映したCMが「どれだけ視聴者の検索アクションにつながったか」を評価するための独自の仕組みや、競合のテレビCMのデータを効果と出稿量の2つの観点で可視化することで、これらの課題に対応する。
デジタルマーケティングの分野では、個人情報保護法改正に伴うCookieレスへの対応が広がっている。こうした事情を背景に、同社はノバセルトレンドが「脱Cookie時代に対応した『指名検索』という指標で、CM効果を可視化し、誰でも競合分析や業界トレンドのインプットを可能に」する、と説明している。
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