日産自動車と三菱自動車は5月20日、軽自動車規格のEVとなる新型車、「SAKURA」(日産)、「ekクロスEV」(三菱)を発表した。価格は補助金込みで180万円台から。
日産と三菱が2011年に共同で設立したNMKVとともに、3社で共同開発した。バッテリー容量は20kWh。日産のEVリーフのバッテリー容量40/62kWhと比較して容量を減らし、コストを抑えた。
「SAKURA」「ekクロスEV」が走る様子
日産の内田誠CEOは「日本におけるゲームチェンジャーになる」と意気込みを語った。三菱の加藤隆雄CEOは「日常使いに十分な航続距離を確保しており、普通の軽自動車と変わらない負担で利用できる」と、従来の軽自動車の代替となることを強調した。
→詳細記事:日産SAKURAは軽自動車のゲームチェンジャーになり得るか?
工場のラインから走り出す「SAKURA」「ekクロスEV」
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