欧州CL決勝、リヴァプールの勝率55％ グレースノート調査：あす未明決勝

[ITmedia]

　米ニールセン傘下でスポーツデータの分析などを手掛けるグレースノートが、5月29日早朝に開催される、世界最高峰のサッカーイベント「UEFA チャンピオンズリーグ」（CL）決勝で、日本代表FW南野拓実選手が所属するリヴァプール（イングランド）の勝率が55％だとする分析結果を発表した。

欧州CLの優勝トロフィー「ビッグイヤー」（出典：UEFA公式Webサイト）

　同社は2007年から欧州強豪クラブの強さを表すランキング「Euro Club Index」を作成しており、最新のデータでは、リヴァプールは1位。対戦相手のレアルマドリード（スペイン）は3位だ。同社によると、同ランキングの上位3クラブのうち、2チームが決勝に進出したのは、2010-11シーズンのFC バルセロナ（スペイン）とマンチェスター・ユナイテッド（イングランド）以来だという。

グレースノートが作成するランキング

　同社は欧州CL決勝について「世界で最も視聴率の高いスポーツイベントの一つ」とした上で「ブランドや権利保有者に確かな投資対効果をもたらす」と指摘している。試合の行方については「リヴァプールは今年最大のクラブゲームに向けてフィールド上で優位に立っているが、スポーツは何が起こるか分からない」としている。

　同社は過去の国際大会の成績などから予測する手法で、五輪に出場する各国の獲得メダル数予測に定評があり、高い的中率を誇る。2月の北京五輪でも、日本の小林陵侑選手（スキージャンプ）、高木美帆選手（スピードスケート）の金メダル獲得を的中させた他、欧州各国の各メダル数もほぼ予測通りの結果となり、高い予測精度を証明していた。