北海道洞爺湖町のリゾートホテル「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」(運営:ザ・ウィンザー・ホテルズインターナショナル)は、1泊20万円から滞在の全てをオーダーメイドする宿泊プランを6月から販売すると発表した。VIP専用だった施設やサービスを開放するプロジェクトで、コロナ禍で冷え込んだ宿泊業界の再興を目指す。
新たなプランは、「その滞在のすべてがオーダーメイド。」をコンセプトに、専属バトラー(上級使用人)が来館前から入念に予約確認を行い、あらゆる要望に応えるVIP体験を提供する。同ホテルの豪華客船のような施設スケールも強みのひとつとし、8つの館内飲食施設ではフレンチや京懐石、スイーツを利用客の好みに合わせて提供する。
これまで同ホテルでは、セキュリティ上の観点から施設・サービスを含めたVIPエリアを隔絶し、一般客室との2軸のホテルステイを提案してきた。しかしコロナ禍の影響は大きく、プールや天然温泉大浴場など、他者接触があるサービス利用と需要は大幅に低迷し、顧客減少の課題に直面。その解決策として、宿泊客一人ひとりに寄り添った個人客向けのサービスを強化。希望する宿泊客全てに国賓を迎える際と同程度のサービスを提供する。
同社は「VIPエリアの開放、特別客室へのアテンド、専属バトラーサービスを始め、本当のウィンザーホテルのおもてなしを知っていただければ」と意気込みを見せる。また、北海道をインバウンド層の宿泊地第一候補にするため、「道内で唯一5つ星を獲得したホテルとして地域観光をけん引していきたい」とコメントしている。
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