子育ての悩み「誰にも相談していない」3割超 理由は？：半数が悩んでいる

[神奈川はな，ITmedia]

仕事に役立つ調査データ：

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

　日本トレンドリサーチと青山ラジュボークリニックは「子育ての悩みに関するアンケート」を共同で実施。半数の人が子育てで悩んだ経験があると回答した一方、3割は誰にも相談していないことが明らかになった。

子育ての悩みに関するアンケート（プレスリリースより、以下同）

　「子育てで悩んだ経験の有無」を聞いたところ、半数にあたる50.9％が「ある」と回答した。男の子の親からは「思春期を迎え、ほとんど自分のことを話さなくなった」「何を考えているのか分からない」「コミュニケーションがほとんど取れない」といった声が挙がった。

　女の子の親からは「父親のことが嫌になる時期で、今まで夫が担当していたことが全て私になり、一気に負担が増えた」「オシャレに強い関心がでた時、どこまで認めてやればいいのか悩んだ」といった声が寄せられた。

子育てで悩んだ経験はある？

　次に「子育ての悩みを相談した相手」を聞いたところ、最も多かったのは「誰にも相談していない」の33.6％。2位は「夫／妻」の31.9％だった。

悩みを相談した相手は？

　「相談した結果、悩みが解決したことがある？」という質問には63.5％の人が「ある」と回答した。具体的な解決方法としては「親に相談して、自分が子どもの頃の話を聞き、あまり気にすることじゃないと思った」「友人に相談して、どこの家庭も似たようなものという認識を持ったおかげで、気持ちが楽になりました」などの体験談が寄せられた。

相談した結果、悩みを解決できたことはある？

　調査は妊娠・出産をしたことがある女性を対象に、4月10〜14日に実施した。集計対象人数は1286人。