学校でのトイレ、我慢しないで――。小学生にトイレのマナーや「便育」について学んでもらおうと、パナソニックハウジングソリューションズと文響社の「うんこドリル」はコラボレーション企画を6月3日から開始した。小学生向けのドリルとWEBアプリを制作。トイレについて楽しく学ぶことで、学校でトイレをするハードルを下げてもらう狙いがある。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大による「トイレマナー」への関心の高まりや、子どもの便秘が増加していることから「便育」への機運が高まっている。
両者が4〜5月に約1000人を対象に実施したアンケート調査では、小学生の3人に2人が「学校でトイレを我慢したことがある」と回答。また3人に1人が「便器のふたを閉めて流す習慣が身に付いていない」ことが判明した。
こうした中、全自動おそうじトイレ「アラウーノ」を手掛けるパナソニックハウジングソリューションズの水廻りシステム事業部と、「うんこドリル」を出版する文響社は、トイレのマナーや習慣の大切さについて、小学生に楽しく学んでもらおうをコラボを企画した。
「トイレマナードリル」は、トイレ道場を舞台に、「うんこ先生」が師範となり「うんこねこ」「うんこいぬ」「うんこぶた」にトイレマナーを伝えていく内容。謎掛けを提示し楽しみながら学べるようにした。「WEBアプリ」は、トイレマナーに関する問題が10問出題され、試練をクリアをするとオリジナルの「うんこ」がもらえる仕組みだ。
世界で清潔なトイレを使うことができない人たちがいる事実など、「SDGs」に関する問いかけも発信する。
ドリルは一部の小学校や東名阪の一部書店で配布し、有償での印刷も請け負っている。またコラボを記念し、限定ノベルティの「オリジナルトイレットペーパー」も制作、ショウルームなどで配布する。
文響社の「うんこドリル」はシリーズ1000万部を売り上げた子ども向け学習ドリル。「うんこ」をキーワードにして学びのハードルを下げる工夫で注目された。現在「うんこ漢字ドリル」のほか、算数や英語、プログラミングなど教科の領域を広げ、ウェブ上の教育プラットフォーム「うんこ学園」を公開している。
パナソニックの全自動おそうじトイレ「アラウーノ」は、自動でふたを閉じてから洗浄する「クローズ洗浄モード」を搭載したL150シリーズ/S160シリーズを発売。2020年5月に感染症対策専門家会議が公表した業種ごとの予防ガイドラインで、ふたを閉めてから流すよう表示することが推奨されたことを受け開発した。
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