消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
子どもにスマートフォンを持たせた時期の1位は「中学1〜2年生」(69人)――そんな結果が、ARINA(仙台市)が運営する小学生の保護者向け教育メディア「おうち教材の森」の実施した調査で分かった。調査対象は、中学生以下の子どもを持つ保護者200人。
2位は「小学5〜6年生」(40人)、3位は「中学3年生」(25人)という結果に。
1位の「中学1〜2年生」と回答した人からは、「あまり早すぎても心配だけど、遅すぎても周りに取り残されそうなので」「部活動のメンバーと連絡を取り合うのに使うから(欠席連絡など)」「スマホは遊べる機能がそろっているので、中学生でも不安はある。しかし、周囲が持ち出すと情報源不足などに陥るので持たせるしかない」などのコメントが寄せられた。
2位の「小学校5〜6年生」については、「友達が持っているので」「塾に通うなど、学校から帰ってからの時間を別々に過ごすことが増えてくるので、連絡をとりやすいようにしておきたいから」といった理由が挙げられた。
3位の「中学3年生」に関しては、「公衆電話の使い方を覚えておけば、15歳程度までは必要ないから」「ある程度スマホの使い方をしっかり知ってから持たせたいなと思うから」「一部授業や進学塾の勉強で必要になってくるため」といった声が聞かれた。
同社は調査結果について「親としては、勉強や発育の妨げにならないか、友達や知らない人とのトラブルにつながらないかとても心配なようだ。一方、周囲の友達が持っているとインターネット上にコミュニティーが生まれ、我が子だけ蚊帳の外になってしまう懸念がある。心配だけど交流や情報不足にはなってほしくない気持ちから、中学生になったタイミングで買い与えている家庭が多いことが分かった」とコメントした。
今回の調査は3月3日にインターネット上で実施した。調査人数は200人。
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