ヤマダホールディングスは6月13日、新商品の糖質カット機能付き炊飯器「YRC05MK(RS)」を発表した。6月中旬以降、傘下のヤマダデンキ店頭および公式通販サイトのヤマダウェブコムで販売する。
新商品の炊飯器は、穴の開いた糖質カット鍋を内釜にセットすることで、加熱時にコメから出る煮汁を落として糖質を抑える仕組み。白米の糖質カット炊飯のほか、エコ炊飯や高速炊飯も可能で、おかゆ・玄米・雑穀米の炊飯、蒸し調理にも対応している。炊飯容量は約5.5合だが、糖質カット炊飯は2合まで。
開発を担当したヤマダホールディングス SPA商品事業部の木村由美香氏は、商品の発表にあたり「内釜の厚さを1.7ミリから3ミリに変更し、ご飯のおいしさを追求した。開発初期は糖質カット率20%以下の低い数値しか出せずに苦労したが、試行錯誤を重ねた結果、最終的に糖質カット率約31%を達成できた」とコメントしている。
新型コロナウイルス感染症拡大による健康志向の高まりを背景に、「摂取する糖質を抑えたい」という消費者が増えている。「低糖質○○」「糖質オフ△△」など、糖質制限をうたう商品は枚挙に暇がない。
炊飯の質や操作性なども考慮し、糖質カットをはじめとする性能と使いやすさの両面を追求したというこの商品。糖質制限需要の波に乗り、販売を伸ばすことができるか。
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