大東建託は、和歌山県に住む男女約4300人を対象に、居住満足度調査を行った。「住みここち」が良い街の1位は、昨年4位だった西牟婁郡の上富田町が選出。「住みたい街」のトップは県庁所在地の和歌山市となったが、上位6自治体のうち、3自治体が県外の街となった。
上富田町は和歌山県の中心部に位置し、年間を通して温暖で自然豊か。高速道路や白浜空港も近く、東京まで1時間、京阪神まで2時間程度で移動できる。自治体担当者は、「スーパーや病院、診療所も多く子育て環境も充実し、現在も人口が伸び続けている。ジュニアスポーツをはじめスポーツによるまちづくりに取組み、すべての人が健康で幸せになれるまちを目指している」とコメントした。
上富田町の町民からは「緑が多い。スーパーやドラッグストア、病院、薬局など、日用品や食料品がいつでも近くで買える」「小さな町だが若い人が多く人口も増えている。大きなスーパーが複数あり銀行なども近く便利」といった声が寄せられた。
2位は昨年5位の有田川町がランクイン。JRの特急停車駅や高速道路ICがある平野部はカフェやベーカリー、ゲストハウスなどが多く、秋から冬は一面がオレンジに色づく「有田みかん」の大産地。一方、山間部は和のスパイス「ぶどう山椒」の発祥地で、泉質が評判の温泉や棚田百選選出の「あらぎ島」、ススキの大草原「生石高原」といった人気の観光地が点在する。
3位は昨年1位のかつらぎ町だった。県北東部に位置し、まちの東西に紀の川が流れ、南北に丘陵地帯が広がる。温暖な気候を生かして柿や桃・ぶどうなどのフルーツ栽培が盛ん。近年は道路整備が進み、大阪都市圏へも1時間半程度で移動可能となった。自然の豊かさを感じながら田舎暮らしができる場所となっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング