楽天証券は6月20日、口座数が800万に達したと発表した。700万口座に到達した2021年12月から約半年で100万口座を積み増した。
対面型証券大手の野村證券、SMBC日興証券、大和証券などが口座数では伸び悩む中、ネット証券の口座数は急速に増加している。中でもつばぜり合いを続けているのが楽天証券とSBI証券だ。
これまで口座数トップを走っていたSBI証券は、単体での口座数開示を21年3月で取りやめている。この時点では、トップはSBI証券だが、その後楽天証券の口座数の伸びは加速した。
一方でSBI証券は、新たに立ち上げたスマホ証券であるSBIネオモバイル証券、買収したSBIネオトレード証券(旧称、ライブスター証券)の口座数を加えた数字を公開している。こちらは、21年3月時点の数字で「インターネット証券初の800万口座」とうたっており、両社とも相手を意識した開示だ。
なお、楽天証券の22年1〜5月における新規口座開設者は、30代以下の若年層が6割強を占める。また、女性比率は48%に達しており、これまで獲得が難しいとされてきた若年層や女性などを取り込んでいる。
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