エン・ジャパン(東京都新宿区)の運営する人事向け総合情報サイト「人事のミカタ」は、サイトを利用する人事担当者を対象に「2022年の夏季賞与」についてアンケート調査を実施した。その結果、「2022年夏季賞与を支給予定」とする中小企業は77%という結果に。また、約30%の中小企業が「景気回復を感じる」と回答した。
22年夏季賞与の支給予定について尋ねると、77%の中小企業が「支給予定」と回答した。これは、21年の同調査とほぼ同水準の結果だった。
また、「支給予定」と回答した業種で最も多かったのが、「メーカー」(89%)、次いで「商社」(82%)、「不動産・建設関連」(82%)だった。
21年と比較し、景気の上昇や回復を実感できているか尋ねてみると、「非常に感じる」「どちらかというと感じる」を合わせ「感じる」と回答した人は31%だった。「感じる」と回答した企業は、「取引先からの依頼や打合せが増えてきた」「受注が増加した」などの理由を挙げている。
また、21年の夏季賞与支給額と比較し、22年の支給予定額に変動はあるかを聞いてみると、27%が「増額予定」と答えた。一方で「減額予定」と回答した中小企業は12%おり、緩やかな景気回復を感じつつも、社会情勢の影響を受け賞与還元が振るわない中小企業の存在もうかがえる結果となった。
「増額予定」と回答した中小企業に理由を聞いてみると、「社員の意欲向上」(56%)、「業績が好調」(55%)が上位となった。
調査は、「人事のミカタ」を利用する企業365社を対象にインターネットにより実施した。調査期間は6月1〜8日。
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