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» 2021年08月28日 08時00分 公開

ホリエモンが斬る「ビットコインで大損した人たちを笑えない事情」堀江貴文が説く「経営者は非常識であれ」(1/2 ページ)

「日本の義務教育で行われている教育の大半は、意味がない」と語るホリエモン。「ビットコインで大損した例は、笑い話ではない」と話す。

[堀江 貴文,ITmedia]

 あまたの事業を成功させてきた起業家、ホリエモンこと堀江貴文。時代の寵児(ちょうじ)といわれ、ITビジネスや宇宙事業など、それまでの常識を覆す手法で自らの構想や事業を実現してきた。ただ、初めからその背景に莫大な資金や、特殊な才能があったわけではない。 堀江自身が好きなことに没頭してきた結果、ビジネスが生まれていったのだ。

 起業家・堀江のメッセージは、いたってシンプルだ。

 あえてレールから外れよ。

 3歳児の気持ちで、のめり込め。

 常識とか世間体なんか、ぜんぶ無視だ!

 近刊『非常識に生きる』(小学館集英社プロダクション)では「自分の人生を取り戻す」ための、41の行動スキルを指南している。書籍の内容から、堀江が考える経営者に必要な考え方を語ってもらった。

堀江貴文(ほりえ・たかふみ)1972年福岡県八女市生まれ。実業家。SNS media&consultingファウンダーおよびロケット開発事業を手掛けるインターステラテクノロジズのファウンダー。現在は宇宙関連事業、作家活動のほか、人気アプリのプロデュースなどの活動を幅広く展開。2019年5月4日にはインターステラテクノロジズ社のロケット「宇宙品質にシフト MOMO3号機(MOMO3号機)」が民間では日本初となる宇宙空間到達に成功した。著書に『非常識に生きる』(小学館集英社プロダクション)(撮影:山崎裕一)

商談中も会議中も、知らないことはググれ!

 日本の義務教育で行われている教育の大半は、意味がない。教科書に載っている知識はほぼ全て、ググれば分かるものばかりだ。検索すれば数秒で済む知識の習得のために、1日6〜7時間、200日以上、黙々と通学しているのだ。

 はっきり言って、いまの義務教育の大部分は、子どもたちの時間のすり潰(つぶ)しだ。実は文科省も頭のいい大人たちも、みんな分かっているはずなのに、認めようとしない。教育利権は相当に強固で、多くの団体や従事者が不利益を被るから、「勉強はググるだけでOK!」と、本当のことでも大っぴらに言えないのだろう。

 誤解されてはいけないが、「学校はいらない」と言いたいわけではない。高校は、もう必要ないと思うが、最低限の思考力や生きていくのに重要なベースの教養は、義務教育の段階で修めておくべきだろう。

 それは、いま使われている教科書の数式やら問題を解くことでは培われない。複雑な世の中の仕組みを基礎から理解する、概論をきちんと学ぶべきだ。

 例えば少し前に、仮想通貨のビットコインが大流行した。お笑い芸人やタレントなど、インターネットに詳しくもなさそうな人たちが、こぞってビットコインを買い漁(あさ)った。しかし、大多数の人はビットコインの仕組みを知らないし、ブロックチェーン技術の原理も分かっていないで、お金を投じまくっていただろう。

 仮想通貨については、僕の著書『これからを稼ごう』を読んでもらえると、理解が進むと思う。仮想通貨は、中央集権国家のシステムに成りかわる、新たな秩序になるかもしれないデジタルツールだ。その歴史は始まったばかり。相場は、誰にも見通せるものではない。今後さらに下落するかもしれないし、急にまた上がるかもしれない。

 「仮想通貨に賭ければ大儲(もう)けできる!」という、狭い解釈の雰囲気に乗っかって、多くの人が大損した。みんな、原理とか思想概論を知らないで、お金を投じまくっていたの? と、驚いてしまった。

都内の英語スクール「英語自在」にて
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