――稼働率をアップさせるためには、どのような取り組みが必要になりますか?
御子柴: リピーターが増えれば増えるほど、稼働率もアップすると思っています。そのためには、本を増やしていかなければいけません。オープン時、2000冊ほどの本を用意しましたが、まだまだ足りません。現在、内装の一部を工事していて、完成すれば、いまよりもたくさんの本を置けるようになります。
たくさんの本を置けばそれで問題なし、といった世界ではなく、質も高めていかなければいけません。例えば、期間限定で「都道府県別の本」を並べてみました。各都道府県に関係する書籍を置いたところ、どんなことが起きたのか。自分の生まれ育ったところって、気になりますよね。どういった本が置いているのか、その本にはどんなことが書かれているのかなど。興味をもたれた人が多くて、たくさんの本が読まれました。
こうした企画をどんどん増やしていくことによって、本好きの人にリピートしてもらう。結果、稼働率はアップするのかなあと思っています。
――ふむふむ。そうなると、ホテル運営のキモは、やはりスタッフの“書籍愛”になりますね。ハード面を充実させるだけではダメで、ソフト面……つまり、スタッフの情熱と発信力も欠かせないわけですね。本日はありがとうございました。
(終わり)
削らなくても16キロ書ける! 「芯まで金属のペン」開発秘話を聞いた
東大合格者は毎年500人以上! 鉄緑会「公式ノート」が地味にスゴい
ちょっと前までブームだったのに、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか
移動スーパー「とくし丸」はなぜ“独走”しているのか 1000台突破の舞台裏
「男女混合フロア」のあるカプセルホテルが、稼働率90%の理由Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング