Deepworkは6月23日、インボイス制度に対応した請求書発行サービス「invox発行請求書」の提供を開始した。請求データを取り込んで送信方法を指定するだけで、インボイス制度に対応した請求書を、取引先の希望に合わせたフォーマットで発行できる。さらに、銀行口座への入金を自動的に確認し、入金消込、督促の機能も備える。
特徴は、相手企業が定める請求書のフォーマットに合わせられることだ。請求書発行サービスは、一定枚数以下なら無料で利用できるものもあるが、利用できるフォーマットには限りがあった。invox発行請求書では、月額基本料2178円とし、請求書1件あたり55円の料金で利用できる。
また請求書に対して支払いが行われたかを、銀行口座を定期的にチェックして確認し、請求書と照会する入金消込機能も備える。入金消込機能は高価格帯のサービスだけが備えているが、invox発行請求書では上位プランにて月額1万780円、請求書1件あたり110円で利用できる。入金消込だけでなく、仕訳データを作成し会計ソフトにも連携できる。
同社は、請求書受領サービス「invox受取請求書」のほか、あらゆる国税関係書類を定められた要件に沿って電子保存できる「invox電子帳簿保存」サービスを提供している。今回の「invox発行請求書」の提供により、インボイス制度に関係する3サービスが整ったことになる。
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