“ジェンダーの役割分担が不安” 男性の4人に1人、女性の3人に1人が「結婚をためらう」と回答タメニー調べ(1/2 ページ)

» 2022年06月24日 12時25分 公開
[ほしのあずさITmedia]

仕事に役立つ調査データ:

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 男性の4人に1人、女性の3人に1人がジェンダーの役割分担に不安を感じて結婚をためらっている――そんな結果が、タメニー(東京都品川区)のアンケート調査で明らかになった。

結婚 タメニーが「ジェンダー別役割」に関する調査を実施した(写真はイメージ)

 内閣府が毎年作成している「男女共同参画書」が6月14日に公表され、未婚男女の4人に1人が「結婚したくない」と回答していることが分かった。男性は主に外で働いて家庭の収入に責任を持ち、女性は家事や育児、介護を負担しながらパートなどで働きに出るといったジェンダーによる役割分担に不安を感じているという背景から、同社は「ジェンダー別役割」に関する調査を行った。

 調査は20〜39歳の未婚男女2400人を対象に実施。性別による格差について、男性の26.4%、女性の26.1%が「自分たちの世代は性別による格差の影響をそれほど受けていない」と回答した。

 一方、男性の30.7%、女性の37.6%が「影響を受けている(受けていないと思わない)」と回答しており、3人に1人が性別による格差の影響を受けていると感じている結果に。

結婚 「自分たちの世代は性別による格差の影響をそれほど受けていないと思うか?」(タメニー調べ)

 次に、仕事や結婚、子育てなど今後のライフステージにおいて、ジェンダーの役割分担に不安を感じることがあるか聞いたところ、男性は28.9%、女性は49.6%が、「不安を感じることがある」「どちらかと言えば感じることがある」と答えた。

結婚 「ライフステージにおいてジェンダーの役割分担に不安を感じることはあるか?」(タメニー調べ)

 同社は「家庭のためにキャリアを諦めざるを得ない女性が多い中で、ライフステージにおいては、男性よりも女性の方が性別による役割分担の影響が大きいということかもしれない」と指摘する。

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