セブン-イレブンが2021年3月に発売した「セブンカフェスムージー」がじわじわと話題になっている。東京と千葉の一部の店舗のみで取り扱っているため、SNSには「どこで売っているの?」「やっと見つけた!」といった声が多い。
「スムージーはどこのコンビニにも大体あるのに、何が違うのか?」と思った方もいるのではないだろうか。このスムージーが話題になっている一番の理由は、その提供方法にある。この商品は「お店で作る」商品なのだ。
この商品を販売している店舗には、スムージー専用のミキシングマシンが設置されている。お客は、冷凍棚で売られているスムージーのカップを購入し、このマシンで仕上げて飲む。カップの中には、大きめに切られた冷凍のフルーツや野菜がごろごろと入っており、機械で混ぜることでその場でスムージーが完成する。
陳列されているカップから色鮮やかなフルーツや野菜が見え、お店で作る方式に「自分も試してみたい!」と好奇心がわく──という“映え”や“体験”を提供していることからも、この商品の人気の理由が分かる。その一方で、店ごとに新しく専用の機械を設置する必要があり、コストも少なくなさそうだ。
セブン-イレブンはどのような戦略でこの商品を開発したのか。
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