富山県の住み心地がいい街 2位は滑川市、1位は?子育て支援の手厚い街が上位に(1/2 ページ)

» 2022年07月02日 10時00分 公開

 大東建託は、富山県の居住者4600人を対象に居住満足度調査を行った。「住みここちランキング」の1位は砺波市、2位は滑川市、3位は富山市となり、トップ3の顔ぶれは3年連続で変動がなかった。

大東建託は富山県の居住者を対象に居住満足度調査を行った(画像はイメージ)

 1位となった砺波市は、市中心部に商業施設があり、買い物も交通も利便性の高い環境が整っている。自治体担当者は「ほんの10分車を走らせると、生活関連サービスが充実し、便利なお店が立ち並ぶ市街地へアクセスできるバランスの良さが特徴」だと指摘する。

 2021年度から実施している「となみ暮らし応援プロジェクト」では、住宅取得、家賃、結婚新生活、三世代同居の支援や出産祝いなどの新しい取組みを行っているという。

 市民からは「道路が平らできれい。自転車も歩道も車も運転しやすい。地震や津波、台風などの災害が圧倒的に少ない。中学生まで医療費無料でありがたい」「夜は静かで治安もいいので安心して住める。保育園や小中学校が近いので子どもも通わせやすい。似たような年代の人が多いのでお互いさまで過ごしやすい」といった声が寄せられた。

1位の砺波市は買い物や交通の利便性の高さが高評価を得た(出所:プレスリリース、以下同)

 2位も昨年同様、滑川市がランクインした。県の東部に位置する富山湾に面した田園都市でコンパクトな街。病院や商業施設、学校、保育所など、日常生活に必要な施設がそろう。充実した子育て施策が特徴で、所得制限を設けずに第2子以降の保育料無償化や高校生までの医療費無償化などを実施している。県内全域にアクセスが良く地価も安いため、近年20〜40代の幼い子どもがいる家庭の転入が増えているという。

2位の滑川市は充実した子育て施策が支持を得る

 3位も昨年の順位と変わらず富山市だった。日本海側のほぼ中央に位置し、富山湾から北アルプス立山連峰までの多様な地勢と雄大な自然を誇り、さまざまな産業と高度な都市機能をあわせ持つ中核都市。北陸自動車道や国道、鉄道8路線が通っており、北陸新幹線も利用できる。ベッドタウンのような住宅密集地だが、スーパーマーケットやホームセンター、コンビニなど必要最低限の商業施設に歩いて行ける。学校も保・小・中・高が徒歩圏内で、子どもたちが安心して生活できる街となっている。

3位の富山市は自然と都市機能をあわせ持ち住宅地としても人気が高い
いい部屋ネット 街の住みここちランキング2022【富山県版】
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