ホリエモンも登壇 北海道宇宙サミット2022、9月に帯広市で開催

» 2022年07月19日 19時40分 公開

 北海道宇宙サミット実行委員会は、2回目となる宇宙ビジネスカンファレンス「北海道宇宙サミット2022」を、9月29日に北海道帯広市で開催する。カンファレンスのテーマは宇宙分野の世界動向や次世代のものづくり、投資、観光、エンタメなど。宇宙ベンチャーのインターステラテクノロジズ(北海道大樹町)取締役ファウンダーのホリエモンこと堀江貴文氏をはじめ、官民から多くのスピーカーが登壇する。北海道の成長産業である「宇宙」と、「一次産業と食」の可能性の訴求が狙い。

北海道宇宙サミット実行委員会は、2回目となる宇宙ビジネスカンファレンス「北海道宇宙サミット2022」の開催を発表した(出所:プレスリリース、以下同)
メインコンセプトは「宇宙と出会おう」

 同サミットは、世界的に成長産業として注目される宇宙ビジネスと、あらゆる産業とのつながりをつくる宇宙ビジネスカンファレンスだ。今回は一次産業と食をテーマとした「十勝アグリ&フードサミット」も同時に開催するという。ともに北海道の成長産業である「宇宙」×「一次産業と食」の可能性を追求する。

「十勝アグリ&フードサミット」と同時開催

 初開催となった21年は、メインイベントのカンファレンスに宇宙分野のキーパーソン25人が登壇。世界の宇宙ベンチャーの動向や宇宙関連産業による地域活性化などをテーマに議論を繰り広げた。参加者はオンラインも含めると2600人を超えたという。

コンセプトは「宇宙と出会おう」

 2回目の今年は、「宇宙と出会おう」をメインコンセプトに設定した。「宇宙×スマート農業」「宇宙×エンターテインメント」など、日々の生活や仕事に近い分野をトークテーマに組み入れている。より具体的な宇宙の活用方法を示すことによって、宇宙に関わるプレイヤーを増やし、北海道での「宇宙版シリコンバレー」創出に向けてさらなる機運醸成を図っていく。

 メインイベントとなるカンファレンスは宇宙分野の世界動向や次世代ものづくり、投資、観光、エンタメなど、計5つのセッションを予定している。

 スピーカーには一般社団法人Space Port Japanの山崎直子氏、経済産業省 製造産業局 宇宙産業室室長の伊奈康二氏、国土交通省 北海道局参事官の米津仁司氏、元ネスレ日本社長兼CEOの高岡浩三氏、ソニーグループの見座田圭浩氏(事業開発プラットフォーム新規事業探索部門宇宙エンタテインメント推進室事業企画リーダー)ら官民から多くのスピーカーをそろえた。終了後には、登壇者や参加者間での交流を深める交流会を開催する。

堀江貴文氏をはじめとしたスピーカー陣
宇宙分野の世界動向や次世代ものづくり、投資、観光、エンタメなど、計5つのセッションを予定

 堀江氏はアイティメディアのインタビューの中で、「インターネット黎明期と、現在の宇宙産業は似ている」という主旨の発言をし、宇宙を民主化しようとしていると話した。宇宙産業が過渡期を迎える中、カンファレンスを通して産官学の化学反応が生まれるのか注目だ。

インターステラテクノロジズ(北海道大樹町)取締役ファウンダーのホリエモンをはじめ、官民から多くのスピーカーが登壇(撮影:河嶌太郎)

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