消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方改革、企業の戦略立案、マーケティングなどに役立つさまざまな調査データを紹介していく。
デジタルマーケティングなどを手掛けるGEM Partners(東京都港区)は7月29日、定額制動画配信タイトルの視聴者数ランキング(7月16〜22日)を発表した。4月第4週から13週連続でトップになったのは『SPY×FAMILY』だった。
『SPY×FAMILY』は、Webマンガ誌「少年ジャンプ+」で連載中。6月25日に第1クールの最終回が配信済みで、視聴者数ポイントは前週136ポイントから今週103ポイントに減少したが、依然として高い人気を維持している。10月からはアニメ第2クールの放送が決定した。
2位を獲得したのは、前週から引き続き『バチェロレッテ・ジャパン』。Amazonプライム・ビデオオリジナルのバラエティで、7月7日にシーズン2の配信が開始した。視聴者数ポイントは前週67ポイントから今週69ポイントとほぼ横ばいだった。
3位は、3週間ぶりにTOP3入りを果たした『キングダム』シリーズ。同月15日に実写映画版の最新作『キングダム2 遥かなる大地へ』が公開されたことで、人気が再燃した。視聴者の内訳をみると、男女比は約7:3と男性寄り、年代別では30代で特に高い視聴者数ポイントを集めている。また、実写とアニメの視聴者を比較すると、前週は1:9とかなりアニメ寄りだったが、今週は3:7と実写作品を見た人の比率が高まった。
また、今週はアニメ3作品が2021年1月の調査開始以来初のTOP20入り。最も上位にランクインしたのは、前週22位から12位となった『メイドインアビス』(2ndシリーズ)で、同月7日からAmazonプライム・ビデオで見放題独占配信が開始。視聴者の内訳をみると、男女比は約7:3と男性寄り、年代別では20代から高い視聴者数ポイントを集めた。
前週1009位から17位に大幅上昇したのは、アニメ『ミニオンズ』シリーズ。同月15日に劇場版最新作『ミニオンズ フィーバー』が公開され、関連シリーズ作品の視聴熱が高まったとみられる。男女比は約2:8とかなり女性寄り、年代別では20〜30代で高い視聴者数ポイントを獲得した。
『よふかしのうた』は、前週26位から20位にランクアップ。同月8日に各動画配信サービスで配信が始まった夏アニメで、男女比は約8:2とかなり男性寄り、年代別では20代で高い視聴者数ポイントを集めた。
調査は、インターネットで日本在住の15〜69歳の男女約7000人を対象に実施した。Amazonプライム・ビデオ、Netflixなどで視聴したタイトルを自由回答方式で聴取して集計、ランキングにまとめた。
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