iPhone需要は堅調 アップル4-6月期としての売上高は過去最高

» 2022年07月30日 12時55分 公開
[金子正道ITmedia]

 アップル(AAPL)は7月28日(米国現地)に第3四半期となる2022年4−6月決算を発表した。売上高は829億5900万ドル(前年同期比1.9%増)、純利益は194億4200万ドル(同10.6%減)だった。

 ともに、事前の市場予想値は上回った。世界的なサプライチェーン問題、ドル高、ロシア事業の停止などの逆風はあったが、売上高の半分近く(49%)を占めるiPhoneの需要は堅調で、個人消費の減速懸念などを理由とした事前の減収予想をはね返し、前年同期比2.8%増とふんばった。

 他方、Macが同10.3%減、iPadが同2%減、ウェアラブル・ホーム・アクセサリーが同7.9%減とふるわなかった。

 純利益は20年7-9月(第4四半期)の7.4%減益以来となる、7四半期ぶりの減益となった。地域別売上比率は、全体の45%が北米、次いでヨーロッパが23%、中国が18%と続く。日本は6.5%、その他アジアパシフィックが7.5%だ。

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