消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
キャリア調査機関の「Job総研」を運営するライボ(東京都渋谷区)は、20〜50代の社会人男女を対象に「コロナ感染に関する意識調査」を実施した。新型コロナウイルスの感染と職場への申告有無について聞いたところ、「過去に感染した経験がある」人は15.2%で、そのうち「感染を職場へ申告しなかった」のは31.9%に上ることが分かった。
過去最多の感染者数を連日記録している第7波。夏季休暇を前に、働く社会人はコロナ感染や第7波についてどのように捉えているのか探るため、約800人に調査を行った。
感染の事実を職場へ申告しなかった人が31.9%に上る一方で、「過去に感染経験も、疑う症状もない」と答えた人に、今後コロナに感染した場合に職場への申告をするか尋ねたところ、「申告しない」と答えた人は5.6%だった。
職場への申告をしなかった、今後感染しても申告しないと答えた人にその理由を聞いた。最も多かったのは「フルリモートワークなので申告しなくても良いという考え」が36.1%、次いで「申告すると手続きが面倒そうだから」が27.9%、「休まざるを得なくなり業務に支障をきたすから」が23.0%という結果になった。
また、感染したことがないと答えた人でも、過去に「コロナ感染の疑いがある症状を起こした」経験がある人は22.3%で、感染の疑いのある症状があっても検査を受けていない割合は約4人に1人という結果となった。
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