大谷翔平が「2桁勝利・本塁打」 日本ハムファイターズが「道新」ではなく「岩手日報」の号外を配布する理由(1/3 ページ)

» 2022年08月10日 21時37分 公開
[ITmedia]

 プロ野球球団「日本ハムファイターズ」(日ハム)が8月11日の札幌ドームでの主催試合で、全来場者に岩手県の地元紙「岩手日報」の号外を配布する。運営元が同月10日に発表した。同球団出身で、米大リーグ機構(MLB)のロサンゼルス・エンゼルス所属の大谷翔平選手が「2桁勝利・本塁打」を達成したことを受けての措置。紙面では岩手日報に球団名義で広告を掲載し、大谷選手へのエールに加え、2023年開業の新球場のPRも行った。

photo エンゼルスの大谷選手(出典:エンゼルス公式Twitterアカウントの投稿)

 投手と野手の二刀流で活躍する大谷選手は、10日のアスレチックス戦に投手として先発。6回無失点5奪三振の好投で、今季10勝目(7敗)を記録した。MLB挑戦5年目で自身初の2桁勝利を上げるとともに、打者としても25号本塁打を放ち、自身の偉業に花を添えた。

 これにより、同一シーズンで「2桁勝利・本塁打」を達成。MLBでは“野球の神様”とも呼ばれるベーブ・ルース氏以来、104年ぶりの偉業達成となった。MLBでの通算本塁打数でもイチロー選手(元マリナーズなど)を抜き、日本人歴代単独2位となる通算118本塁打をマークした。

 大谷選手は7月14日のアストロズ戦で9勝目を挙げ、2桁勝利に王手をかけていたものの、以降の登板では自身の乱調や味方打線の援護に恵まれなかったことなどから、自己ワーストの3連敗となり、偉業達成を前に足踏み状態が続いていた。

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