ダイキン工業はエアコンの「フィルター掃除」「室外機周辺の片付け」の節電効果を調査し、その結果を発表した。調査の結果、フィルター掃除をした場合はしなかった場合と比べて約5割(48.9%)の消費電力量を削減することが分かった。
エアコンの「フィルター掃除あり」の場合と「フィルター掃除なし」の場合で、それぞれ日中9時間エアコンをつけっぱなしにして消費電力量を計測。1カ月あたりの電気料金も算出した。
フィルター掃除ありの場合、フィルターの目詰まりで余分に発生していた48.9%分の消費電力量が削減され、一カ月当たり電気料金も800円削減できることが分かった。
「フィルター掃除なし」で室外機周辺に「障害物あり」の悪条件と、「フィルター掃除あり」で室外機周辺に「障害物なし」の好条件でも、消費電力量と1カ月あたりの電気料金を比較した。好条件の場合、悪条件と比較して105.1%分の消費電力量が削減された。1カ月あたりの電気料金は1720円削減した。
調査は、1つの住宅を使用し、天気や気温などの条件が近い複数の日に実施。最近の機種よりも省エネ性が低いエアコンが多くの家庭で使われていることから、省エネ性が低い古いエアコン(2006年製)を使って検証した。
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