大林組が豪アトラシアンの新オフィスビル「アトラシアン・セントラル」の建設を受注したと9月1日までに発表した。鉄筋と木造のハイブリッド構造で、完成すれば高さ182メートルとなり、世界で最も高い木造建築物になるという。
大林組は豪シドニーに本社を置くBuilt Pty Ltdとの共同企業体(JV)で、豪不動産大手Dexusから受注した。シドニー市内に建設し、地上39階建て、延床面積は約7万5000平方メートル、敷地面積は約3500平方メートル。低層階に宿泊施設や商業施設、高層階にオフィスが入居する予定。建設中に輩出される二酸化炭素(CO2)は従来の半分に抑えるとともに、完成後は施設内の使用電力を再生可能エネルギー100%とする。
工期は2026年まで。同社は「純木造建築で得た知見を木造ハイブリッド構造に活かすことで、さらなる木造建築の普及と、温室効果ガスの削減および快適な生活環境の提供により、カーボンニュートラルやウェルビーイングなどの社会課題の解決に取り組む」としている。
オフィスビルを計画したアトラシアン社は、豪州発の新興IT企業。日本でも導入企業が増加中のプロジェクト管理ツール「Trello」(トレロ)や「Confluence」(コンフルエンス)などのSaaS(Software as a Service)を手掛けている。
02年に創業し、6月に創業20周年を迎えた。世界13カ国で事業を展開し、グローバル全体の従業員数は8000人。時価総額7兆円を超える世界有数のSaaS企業として、ITの本場米国でも注目を集めている。Great Place to Workが21年10月に発表した「世界で最も働きがいのある会社」で、トップ25社中23位にランクインした。
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