KDDIは、電源の入らなくなったケータイを復活させるイベント「おもいでケータイ再起動」を東京都内のKDDI直営店で毎月開催すると発表した。同イベントは2016年7月に第1回を開催し、全国に取り組みを拡大してきた。好評により予約枠が埋まるのが早く、利用者から追加開催の要望が相次いだため、東京都内での定期開催に踏み切ったという。
同イベントでは携帯電話を再起動する専用機器「バッテリーテスター」を使用し、充電不可となった携帯電話を充電・再起動。見ることを諦めていた写真をプリントし、専用フォトフレームに入れて提供している。
同社によると、携帯電話は一定期間充電していないと電池の完全放電や過放電により、充電不可や充電器が認識できなくなる場合があり、再起動するには「バッテリーテスター」が必要になるという。
23年3月までは銀座・上野・池袋で実施し、4月以降も毎月実施する。
参加者からは、「諦めていた写真やもう会えない家族の留守電メッセージが復活して嬉しい」「忘れていた思い出が蘇るとともに、もう一度頑張ろうと思った」などの声が寄せられている。
同イベントは、16年7月にau Style SHINJUKUで開催して以降、全国のKDDI・沖縄セルラー直営店や各地イベント会場で、のべ9400人以上が体験している。同社の調査によると、ケータイを所持している人の約9割は過去のケータイを持っていて、さらに約6割は写真などのデータが端末内に残っているという (KDDI調査、2017年実施)。
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