9月25日、さいたまスーパーアリーナでThe Battle Cats presents 超RIZIN/湘南美容クリニック presents RIZIN.38(超RIZIN/RIZIN.38)が開催される。
超RIZINでは、プロボクシング元世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザーと、日本で最も有名な格闘家であり、YouTubeチャンネルの登録者数が273万人を超える朝倉未来が、ボクシングルールに準じたエキシビションマッチで対戦する(以下、敬称略)。
今年に入り、日本のPPV(ペイ・パー・ビュー、有料コンテンツに料金を支払って視聴するシステム)ビジネスの歴史に残る大きな出来事がいくつも起きている。1つ目は4月の村田諒太とゲンナジー・ゴロフキンによるボクシング・ミドル級王座統一戦だ。この試合は、Amazonプライム・ビデオが日本でサービスを開始した2015年9月以降、日本で配信された作品の中で、配信初日の視聴者数が歴代トップだったという。
しかしこの記録は、6月の井上尚弥とノニト・ドネアによるWBA・IBF・WBC世界バンタム級王座統一戦によって早々に塗り替えられた。
そして3つ目の大きな出来事が「Yogibo presents THE MATCH 2022」(THE MATCH)だろう。サイバーエージェントの藤井琢倫執行役員は記者会見で「50万人以上の方にABEMAペイ・パー・ビューを購入していただいた。私の知っている限りでは、日本の格闘技史上、最も多くの皆さまに楽しんでいただけた」と明かしている。
このときABEMAでは一般チケットの価格を5500円に設定していたので、単純計算すれば25億円以上の売り上げがあったものとみられている。
今回の超RIZIN/RIZIN.38は、どんなビジネス的意義があるのか。メイウェザーは9月22日、元ボクシング世界王者・内山高志が手掛けるボクシング・フィットネスジム「KOD LAB」(東京都新宿区)で開かれた公開練習で、「共にコラボして成長することで、最終的にはRIZINが世界一の団体の1つになることがゴールだ」とも発言した。
RIZINを企画、運営、主催するドリームファクトリーワールドワイド(東京都港区)の榊原信行CEOに聞いた。
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