低価格のカジュアルアパレルとしておなじみのハニーズは、福島県いわき市に本社を有し、10代から50代までの幅広い女性客に受け入れられている。低価格ながら、流行を意識したほぼ100%に近い自社企画の商品を製造・販売し、22年8月末現在で866の店舗数を持つ。かつて中国だけで600店舗もの出店をしたが、赤字が続き全店撤退をした苦い経験がある。
ハニーズは、この秋・冬物から定番商品の一部を除き10%から13%の値上げに踏み切る。生産は低人件費のASEAN、とりわけミャンマー(半分超)やバングラディシュ(20%超)、カンボジア(10%超)で手掛けているが、そこでの原価上昇を転嫁する。足元では、松岡茉優さん、玉城 ティナさんを起用したり、SNSでの積極的発信で、若年層重視の方針を打ち出したりしており、既存店の売り上げは堅調である。
ハニーズホールディングス(東証プライム 2792)は9月29日、2023年5月期第1四半期(6月〜8月)の連結決算を発表した。売上高は118億円(前年同期比12.4%増)、営業利益は9.6億円(同110.7%増)、四半期純利益は6.8億円(同124.8%増)であった。高い売上総利益率59.0%や前述のASEAN生産比率96.6%の維持もあり、増収増益に安定感が見える。
厚切りジェイソン、ツイート全消し 米国株下落で非難殺到か?
4000万円が92万円まで減少も? 急増する“レバナス信仰”の裏に隠れた投資信託「負の側面」
10万円もする「iPhone13 mini」がなぜ1円? そのカラクリを解明する
東電元役員「13兆円」賠償判決、実効性はほとんどなし?
パナ、ダイキン2強体制に異変? 2022年最新エアコントレンド
日本にも“金利上昇”到来で、住宅ローン契約者の4人に1人が破たん予備軍に?
インボイス制度で個人事業主大打撃? 過半数の企業が取引先に課税事業者化求める
シェア10% なぜ日本で「iPhone SE」がここまで人気なのか?
「スイッチ買ったばかりなのに、もう次のハードが出るの?」 任天堂を悩ます次世代機の投入タイミングCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング