求める人材像について、新卒と中途で5ポイント以上の差がある項目をみると、新卒採用をメインとする企業では、「コミュニケーション能力が高い」「精神的にたくましい」の割合が高くなった。中途採用をメインとする企業では「真面目、または誠実な人柄である」「専門的なスキルを持っている」の割合が高かった。
新卒者に対しては「技術職として資格取得や現場での経験を積んでいくためには、専門的なスキル以上に、年配者や有資格者とのコミュニケーション能力などが求められる」(一般土木建築工事)、「肉体的にも精神的にもタフな人であれば、仕事に修練できると考える」(麺類製造)といった意見が寄せられた。
一方で、中途入社者に対しては「ソフトウエア開発技術者を求めているが、未経験者では生産性が出せるようになるまでの期間が長くなるため、専門的スキルを有している人材となる」(ソフト受託開発)、「顧客の秘められたニーズを掘り出し解決するためには、話の上手さよりも人柄をもとにした信頼関係が一番大事となる」(工業薬品製造)といったコメントがあった。
調査は9月2〜5日、インターネットで実施した。有効回答企業数は1550社。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング