――なぜ「色あせない」黒ズボンを開発しようと思ったのですか?
向: 黒いパンツは日常で誰しもが1本は持っている商品です。みなさん黒いズボンを履かれていますが、「何かしらの不満を持っているのではないか」ということを開発者として常に意識しています。あらためて利用者の視点に立って考えたとき、自分の中で1番嫌だったのが「購入してから少ししかたっていないのに、色あせてきてやぼったく見えること」でした。何度洗濯しても色あせないズボンを開発すれば、もっとお客さまに喜ばれる商品になると考えました。
向: この商品はあえて黒1色だけの商品展開に絞っています。黒だけに絞ることで、お客さまにとって「色落ちしにくいパンツ」ということが分かりやすかったようです。また、「売り場に黒いパンツしか売っていない、販促物も全て黒」という少し異様な雰囲気が、お客さまに商品を見つけてもらうきっかけになり、認知が広がることにもつながったと考えています。
――どのようにして「色あせない」ことを実現したのですか?
向: 色落ちしにくい特殊な染料と薬剤を使用しています。生地を構成する糸自体に深くまで色を浸透させることで、色が落ちて白く見えてしまうことを防いでいます。そのため、厳密に言うと全く色落ちしていないということではないんです。
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