日立グループでは、家電分野を「コネクティブインダストリーズ」という領域に区分しており、同領域の売り上げはグループ全体の25%(2021年度実績)を占める“稼ぎ頭”だ。そのうち日立GLSは15%ほどの割合を占める。
同グループが既に発表している24年度までの中期経営計画では、コネクティブインダストリーズで3.2兆円(21年度は2.7兆円)の売り上げを目標に掲げている。中でも、コネクテッドプロダクトの拡大・機能強化を軸に、サブスクリプションなどリカーリングビジネスモデルで成長する戦略を描く。その上で、顧客データを継続的に取得できるサブスクリプションサービスはカギを握る。
自社家電のサブスクリプションサービスは、国内だとパナソニックも提供している。食材と家電を組み合わせたサービス「foodable(フ―ダブル)」を21年6月に開始。銘柄米と炊飯器を組み合わせた「全国ご当地米食べくらべ体験」や冷凍パンとオーブントースターを組み合わせた「本格ベイクアップ体験」といった体験を重視したサービスを軸に人気を博し、同年12月にはサービスを拡充した。
GfK Japanの調査によると、22年上半期の家電小売市場の規模は前年比で3.9%減少した。とはいえ、15年以降の数字を見ると、21年上半期に続き2番目の規模となっており、家電の消費動向は好調だ。日立はこうした追い風を、サブスクリプションサービスで生かせるか。
温泉宿のクチコミランキング 3位「伊香保温泉 ホテル木暮」、2位「効能溢れる癒しの湯治宿 玉川温泉」 1位は?
都道府県別、人気の移住先ランキング 北海道、兵庫県を抑えた1位は?
初デートで「なし」なメニュー 3位「ギョーザ」、2位「ジビエ」、1位は? ファミレス容認派の割合も明らかに
4000人に聞いた「好きなお菓子」、1位は? 今夏売れたアイスも明らかに
ドミノ・ピザ、値下げキャンペーンの一方で“6%値上げ”していた 告知不十分で不満の声も
儲けを取るか、顧客を取るか 苦境続く新電力 石川電力の自己破産は氷山の一角?
「ジーユー以上、ユニクロ以下」の価格帯で勝負 FOREVER21、日本市場で“三度目の正直”となるためのカギは?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング