過去30年、カラオケで歌われた曲ランキング 3位「ハナミズキ」、2位「小さな恋のうた」 1位は?JOYSOUND運営会社が発表(2/2 ページ)

» 2022年10月22日 08時00分 公開
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年代別アニソンランキングの結果

 カラオケヒット曲の歴史を語る上で、外すことができない存在なのがアニソンだ。アニソン総合ランキングでは、「残酷な天使のテーゼ」に次いで2位に岩崎良美の「タッチ」がランクイン。『スラムダンク』のエンディング曲となったWANDSの「世界が終るまでは…」や、『美少女戦士セーラームーン』の主題歌 DALIの「ムーンライト伝説」なども上位に入った。

 一方、映画『STAND BY ME ドラえもん』で注目を集めた秦 基博の「ひまわりの約束」や、ロボットアニメ『マクロスF』のOP曲である、May'n/中島愛の「ライオン」など、10年代以降のアニメ関連曲も多数ランクインした。

カラオケ アニソンランキング(総合)

 年代別に見ると、バンドブームが巻き起こった90年代では、シャ乱Qの「シングルベッド」が1位となった。2位以下には、JUDY AND MARY「そばかす」、篠原涼子 with t.komuro「恋しさと せつなさと 心強さと」、工藤静香「Blue Velvet」、TOKIO「LOVE YOU ONLY」などが上位にランクインした。

カラオケ アニソンランキング(1990年代)

 着メロや着うた、音楽配信が活発化しはじめた00年代では、岩崎良美の「タッチ」が1位に。主題歌となったテレビアニメ『タッチ(TOUCH)』がたびたび再放送されたことで、本楽曲もカラオケのヒット曲になったことがうかがえる。

 一方、『犬夜叉』『鋼の錬金術師』『SDガンダムフォース』など、00年に放送開始となったアニメの関連曲も複数ランクインした。

カラオケ アニソンランキング(2000年代)

 深夜アニメを中心に、数々のヒットアニメが誕生した10年代は、『化物語』の「君の知らない物語」(4位)をはじめ、『涼宮ハルヒの憂鬱』から涼宮ハルヒ(C.V.平野綾)「God knows...」(6位)、『とある科学の超電磁砲』からfripSide「only my railgun」(10位)がランクイン。カラオケにおいても深夜アニメの関連曲が台頭したことが見てとれる。14年、映画『アナと雪の女王』のヒットとともにブームを巻き起こした松たか子「Let It Go〜ありのままで〜」は3位だった。

カラオケ アニソンランキング(2010年代)

 20年代では『鬼滅の刃』の関連曲が上位となった。テレビアニメの主題歌であるLiSA「紅蓮華」が1位となったほか、劇場版主題歌の「炎」も3位に。その他、Official髭男dismの楽曲でテレビアニメ『東京リベンジャーズ』のオープニング曲「Cry Baby」(7位)や、オリジナル劇場アニメ『HELLO WORLD』の「イエスタデイ」(8位)の2曲もトップ10に入った。

カラオケ アニソンランキング(2020年代)

 今回の調査は、1992年10月1日〜2022年6月30日の30年間に歌唱された楽曲の回数に基づき集計。JOYSOUND・UGAシリーズのオリジナルコンテンツを合算した。

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