「線路内で撮影しないで」──江ノ電、悪質なマナー違反客に注意喚起 芸能人が書類送検されたケースも

[ITmedia]

　江ノ島電鉄（江ノ電）は10月24日、線路内で写真撮影するなど悪質なマナー違反が絶えないとして、観光客に対し公式Twitterアカウント（@Enoden_OFFICIAL）で注意喚起のツイートを行った。同社は「マナーを十分に守って、充実した観光を楽しんでほしい」としている。

江ノ電の車両（出典：同社公式Webサイト）

　同社は公式Twitterアカウントで「観光などを目的にお越しになり、沿線で記念撮影などをされる際に、電車がいないことを理由に線路の中に入ったり、許可なく私有地へ入ったり、車道にはみ出したりなどは固くご遠慮いただきますようお願い申し上げる」と投稿した。

　Twitter上では、線路内に立ち入り、写真撮影する観光客に苦言を呈するツイートが複数投稿されており、「民度が低い」などとの意見が出ていた。そうした事態を重く見た江ノ電側が注意喚起するに至ったとみられる。

過去には松本伊代さん・早見優さんが書類送検

　線路内での撮影は危険な行為である上、法律違反を問われる可能性がある。2017年1月にはタレントの松本伊代さんと早見優さんがテレビ番組のロケ中、JR山陰線の線路内に無許可で侵入。線路上を歩く様子を撮影し、自身のブログで公開したところ、鉄道営業法違反の疑いで書類送検された事例がある。

　松本さんはその後、ブログの記事を削除するとともに「私の危険で軽率な行動で、皆様に多大なご迷惑をおかけした事を心から反省している」と謝罪した。