博報堂グループのシンクタンクである博報堂生活総合研究所は10月26日、「生活者が選ぶ“2023年 ヒット予想”」を発表した。その結果、「国内旅行」が54.0点でトップだった。あわせて「“2022年 ヒット実感”ランキング」も発表しており、こちらは「睡眠の質を高める乳酸菌飲料」が61.0点でトップだった。
同調査は、2022年に注目が集まった商品やサービスなどを収集し、そのうち80項目を調べたもの。9月20〜26日の期間、首都圏・京阪神圏の16〜69歳男女1008人を対象に、インターネットで実施した。
23年のヒット予想ランキング(全体)は、1位が「国内旅行」、2位が「有料動画配信サービス」(52.5点)、3位が「フードロス削減」(51.5点)だった。以下は画像の通り。
同研究所は、物価高騰という課題がありつつも、生活者が生活を守りつつ、楽しみ、攻める意識も併せ持っていると指摘。ランキングの上位を分析して「攻めの安近短」といったキーワードを提示している。
「安」は安価と安心の2つの意味を表す。安価なものでは、5位の「節電グッズ」や10位の「300円以上の商品も豊富な100円ショップ」などが該当する。安心は、4位の「オンライン診療」や28位の「認知症保険」などが該当。
「近」は近場や身近を表す。2位に入った有料動画配信サービスや5位の「eスポーツ」、15位の「メタバース」など、自宅や手元で楽しめるものに注目が集まっているようだ。
「短」は短時間や手軽なもの。8位の「ショート動画」を中心に、18位の「TVer」、28位の「倍速視聴」などが該当する。
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