トヨタ、車付属の電子キー2個→1個に 「クラウン」「プリウス」など23車種対象半導体不足が原因

» 2022年10月27日 22時05分 公開
[ITmedia]

 トヨタ自動車は10月27日、新車に付属するワイヤレスの「電子キー」について、「クラウン」「プリウス」など一部車種を対象に2個から1個に削減すると発表した。半導体不足を理由としており、同社は期間について「当面の間」と説明している。

photo トヨタ自動車本社(出典:同社公式Webサイト)

対象はレクサス車含む計23車種

 同社は、新車の納車時に、ワイヤレスで施錠・開錠可能な電子キーと通常の「メカニカルキー」を組み合わせた「スマートキー」を2組セットでユーザーに提供していた。

 だが、半導体不足が続き、今後はレクサスブランドの車種も含め、スマートキー1組、メカニカルキーの組み合わせとなる。同社は「1日でも早くお客さまへクルマをお届けするために暫定的に行う対応。お客さまには、ご不便をおかけし、心よりお詫び申し上げる」と謝罪した。2個目の電子キーは「準備が整い次第、順次お渡する予定」としている。

photo トヨタ車のケース
photo レクサスのケース

 トヨタ車で対象となるのは「クラウン」「カムリ」「プリウス」「bZ4X」「RAV4」「ハリアー」「C-HR」「アルファード」「ヴェルファイア」「ノア」「ヴォクシー」「ランドクルーザー」「ランドクルーザー プラド」「グランエース」の計14車種。レクサスブランドでは「LS」「ES」「IS」「LC(含むConvertible)」「RC F」「LX」「NX」「UX」「UX300e」の計9車種が対象となっている。

photo トヨタ車の対象
photo レクサスの対象車種

 同社は「依然、半導体不足、およびコロナウイルス感染による影響など、車両生産につきましては、先を見通すことが難しい状況が続いている。引き続き、1日でも早く、お客さまにおクルマをお届けできるよう、最善を尽くす」としている。

photo 「bZ4X」(出典:同社公式Webサイト)

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