消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
アウンコンサルティング(東京都文京区)は、2022年9月時点の各国・地域におけるPCとモバイルの主要検索エンジンシェアの集計結果を発表した。その結果、GoogleとMicrosoft Bing(以下、Bing)のシェアの差は、16年の86ポイント(Google90%、Bing4%)から、それぞれ75ポイント(それぞれ84%と9%)に縮まっていることが分かった。
検索エンジンシェアにおいて、PCでは中国・ロシアを除く38カ国、モバイルでは中国を除く39カ国でGoogleがトップシェアを占めた。
一方で、16年以降Linkedinなどの企業を買収し、22年9月にマルチプラットフォームという新機能をローンチしたBingが急速にシェアを伸ばしている。
また、Microsoft Edge(以下、Edge)のPCにおける世界シェアも右肩上がりで推移していることが見てとれる。
Microsoftは、22年6月にInternet Explorerのサポートを終了し、Bingに一本化した。Edgeで検索エンジン設定のデフォルトがBingとなっているため、同社は「デフォルト設定でそのまま利用するユーザーも一定数存在すると想定され、Bingのシェアをけん引する要因として考えられる」と分析する。
今回の調査は、OECD加盟主要国を中心に同社が抽出。調査期間は10月3〜21日で、対象時期は16年9月〜22年9月。
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