ゴールドウイン、服の買い取り→修繕で“1点もの”として販売する事業を本格始動 価格は新品とほぼ一緒子ども服のサイズアウトに廃棄以外の選択肢(2/2 ページ)

» 2022年11月08日 11時26分 公開
[大村果歩ITmedia]
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回収した商品はどうなる? 生まれ変わった“1点もの”

 回収した製品はクリーニングをしてそのまま販売するだけでなく、ワッペンやあて布などリペアする「リペアカスタム」、製品から使用できるパーツを集め、再利用して新たな製品をつくる「アップサイクル」を行い、新たな製品として販売する。同社が製品の作り直しをするのは初めての試みで、デザインから加工までを富山県にあるリペアセンターで全て対応しているという。

ノースフェイス 使用できるパーツを集め、再利用した「アップサイクル」(出所:プレスリリース)
ノースフェイス ワッペンやあて布などでリペアする「リペアカスタム」(出所:プレスリリース)

 約半年間商品の買い取りを行った結果、数百着の商品を用意できたという。GREEN BATONの製品はPLAY EARTH KIDSで初の販売を行う。売り場には同素材の服を組み合わせているダウンジャケットや、布を足してストレートからフレアに形を変えたアウターなど、他では見たことがない商品がずらりと並んでいた。

ノースフェイス PLAY EARTH KIDS
ノースフェイス PLAY EARTH KIDS

 価格は、クリーニングやリペアのみを行った商品は元値の半額程度、使用できるパーツを集めて新たに再構築したアップサイクル製品は元値と同価格だという。

ノースフェイス PLAY EARTH KIDS
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