マチカフェプラスでは「甘いデザートドリンク」「砂糖不使用の健康系ドリンク」の2種類を扱っている。鷲頭部長は「市場ではどちらかに特化している企業が多いが、両方を提供することをマチカフェならではの強みにしようと考えた」という。
「商品ごとにいろんな素材を増やしていくと調理の時に迷ってしまうと考え、扱う素材は少なく、複雑なオペレーションを必要としない商品開発を意識しています。年齢や性別問わず人気が高いバナナを軸に置いたメニュー構成にしました。牛乳とバナナをベースにして、ブルーベリーを足したり、イチゴシロップを入れたり、限られた素材を有効活用し、商品数を増やしていきました」(鷲頭部長)
コンビニ大手で同様の取り組みを挙げると、セブン-イレブンの「セブンカフェスムージー」、ファミリーマートのフラッペが思い浮かぶ。こちらは機械で簡易的に商品を仕上げる、いわば「自動販売機」「レンジでチン」のような仕様だ。鷲頭部長は「マチカフェプラスは独自路線。カフェ、喫茶店、専門店のいいところどりをした事業だ」と話す。
「マチカフェプラスは店内で調理しており、フレッシュなバナナを使用しているため、本格的な味わいや香りが提供できます。厨房があるからこその武器を生かし、自由度の高い商品提供、鮮度の高い商品を販売できることが差別化につながると考えています。『何屋さん』ということにとらわれず時代背景やニーズに対応し、いろいろな商品にチャレンジしていきたいです」(鷲頭部長)
季節ごとにメニューチェンジも実施する。10月25日からは秋冬向けのメニューとして「シングルオリジンコロンビア」(180円)、「シングルオリジンコロンビアラテ」(249円)の販売を始めた。今後はホットドリンクを中心に新商品を投下する予定だという。
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