ウクライナでの今回の戦争は「新しい戦争」だったのだろうか? このような問いかけが、世界だけではなく、日本でも一部の戦略を論じる界隈で大きなイシューとして論じられてきた。
もちろんウクライナでは、当初の予測よりは双方が古いテクノロジーを活用したり、ロシアによって虐殺が行われたり、あからさまな領土争いになっている点で、いわば19世紀タイプの「古い戦争」という評価もある。
ところがそれでも今回の戦争は「2022年」というIT技術が普及している現代で行われているため、どうしても「新しい戦争」という指摘を魅力的なものと感じてしまう。
その一例として挙げると、各種ドローンの活躍や、サイバー空間における攻防、そして実業家イーロン・マスク氏が経営する米SpaceXがウクライナ上空から現地の人々に提供している「スターリンク」というネット回線サービスなどへの注目度が大きかった。
だが前々回のコラムで記したように、筆者はとりわけスマホから撮影した顔写真を使った「顔認識」の技術が革命的であると考えていた。
(関連記事:ウクライナ戦争で台頭する「顔認識」 米新興企業が手掛ける“ヤバすぎる”サービスとは)
このようなニッチな部分での戦争の「デジタル革命」とでも言える現象だが、もう一つ別の分野でも実に考えさせられるテクノロジーの活用のされ方が指摘できる。
それは、「DX戦争」という視点だ。具体的に言えば、ネットを通じた「クラウドファンディング」(クラファン)の活用である。
「生クリーム好き歓喜」──セブンイレブンの“具なし”「ホイップだけサンド」に反響 商品化の狙いは? 広報に聞いた
ウクライナ戦争で台頭する「顔認識」 米新興企業が手掛ける“ヤバすぎる”サービスとは
「工場の製造が追い付かない」──ファミマの「クリームパン」、4週間で650万個販売 好調の理由を広報に聞いた
ソニーの「着るエアコン」“バカ売れ” 猛暑追い風に「想定以上で推移」
“NHK受信料を支払わなくていいテレビ”を製品化 ドンキの狙いは?
カップヌードルの「溶けたアイスのフタ止めフィギュア」が話題 制作の狙いは? 日清食品の広報に聞くCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング