21年ハンバーグの支出額が多い地域 「福島」「さいたま」を抑えた1位は?家計調査ランキング

» 2022年11月16日 07時30分 公開
[ITmedia]

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 ハンバーグに支払う金額が多い地域はどこか――。総務省の家計調査をもとに、2021年における全国の県庁所在地・政令指定市ごとの支出額を分析すると、最も多かったのは那覇市で2398円だった。2位はさいたま市(2267円)、3位は福島市(2209円)だった。

総務省の家計調査をもとに21年の「ハンバーグ」の支出額をランキングにした(画像はイメージ、ゲッティイメージズ)

 同調査は、2人以上の世帯がハンバーグに支出した金額を算出。全国平均は1594円。4位以降には浜松市、仙台市、和歌山市、宇都宮市などが続く。

 戦後、米軍統治を経験し、食文化の面でもアメリカの影響を強く受けた沖縄県。今も米軍基地の周辺には、多数のステーキ店やハンバーガー店が軒を連ねている。

 那覇市のコンサルタント会社、ブルームーンパートナーズがNTTタウンページなどのデータから算出した人口10万人あたりのステーキハウス店舗数をみると、沖縄県は10.78店で全国1位。全国平均(3.20店)の3倍を上回る数となっている。2位は「栃木県」(5.91店)、3位は「佐賀県」(5.00店)、4位は兵庫県(4.96店)と続く。

ハンバーグの世帯当たり支出額【2021年】

 沖縄県にステーキハウスの店舗が多い原因について、同社は「戦後、米兵向けの飲食店から一般市民まで肉食文化が広く浸透したこと、本土と比べて輸入牛肉に対する関税が安かったことなどが、店舗数が多く存在する要因として考えられる」と指摘している。

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