混入する異物の量を減らすことなどを目的に、全清飲と日本自動販売協会は2年間実証実験を実施してきた。
20年には、東京・渋谷において投入口が上向きになっている既存タイプのリサイクルボックスを設置した。その後、投入口を下にしたタイプのリサイクルボックスを設置した。その結果、異物混入率は上向きタイプが43%、下向きが29%となった。また、異物数の削減も確認できた。
21年には静岡県浜松市や愛知県岡崎市などでも実施し、リサイクルボックスの機能を改善していった。そして完成したのが新型リサイクルボックスだ。
新型リサイクルボックスは異物の混入が多いところで利用される予定だ。もちろん、投入口が上向きのリサイクルボックスを否定するものではない。事業所内など、混入のリスクが少ないところでは、従来型を引き続き利用するのが合理的だ。
石黒氏は「自販機横のリサイクルボックスを、資源循環の入口としてアピールしていきたい」と意気込む。
新型のリサイクルボックスは、業界の課題解決に貢献できるか。
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