最近、メタバースという言葉が日本でも大きな話題になっている。メタバースとは、ギリシャ語で「超える」という意味の「メタ」と、「宇宙」「領域」などを意味する「ユニバース」が合わさった言葉で、主にアバターなどを使って利用する仮想現実の世界を指す。
メタバースの世界を今後リードしていくために、社名を「フェイスブック」から「メタ」に変更までしたマーク・ザッカーバーグCEOは、「メタバースは、次のインターネットになると考えている」と自信を見せる。
日本でも、総務省が2022年8月から、「(メタバースなど)仮想空間の利活用が急速に進展しつつあることを踏まえ、さまざまなユースケースを念頭に置きつつ情報通信行政に係る課題を整理すること」を目的として、「Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会」を開催している。
日本の民間企業も、このトレンドに乗り遅れないように、次々とメタバースを活用する動きを見せている。メタバース内での小売りや不動産ビジネス、イベントなども増えており、「メタバース革命」といった言葉も目にするようになった。
ところが、かなりの盛り上がりを見せているメタバースが、実は「次のインターネット」になるのは現時点では難しいと懐疑的に見る向きもある。
そもそも、メタバースが「次のインターネット」になるというのはどういう意味なのか。
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